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ほうかご百物語
「いきなりで悪いけど、あなたの血、吸ってもいいかな」 高校生で美術部員の僕は、夜の学校で銀色に輝く瞳を持つ不思議な少女に出会う。 少女の正体を“イタチ”だと見抜いて吸血(!)の難を逃れた僕は、その夜、彼女とある『約束』を交わす。 翌日。美術室に現れたイタチ少女は、僕に告げた。 手遅れになる前に約束を果たしに来た。 約束を果たすその日まで、僕のことを守ってくれる、と。 一守るって、一体何からっ!? ピュア可愛いイタチさんと僕の、ちょっと不思議な放課後物語。 第14回電撃小説大賞“大賞”受賞作登場。
私は肩書きで本を読んだりはしないのですが、このときだけはその表示を見て買う事にしました。 結果的に、この作品は大当たりでした。 一人称で書かれている文には、主人公の白塚真一の多彩な感情が余すところ無く描かれており、 なおかつ文体も読みやすくきれいなものでした。 登場するキャラクターの個性は一般的といえば一般的ですが、 それを感じさせないだけの生き生きとした躍動感がこの作品にはあります。 特に見るべき点としてお勧めするのは、ヒロインの少女の健気な頑張りです。 以下ネタバレ: 主人公である美術部員の白塚真一は、夜の美術室でイタチが化けた美少女に血を吸われかけます。 とっさの機転で吸血を免れた白塚は生来のジゴロ体質(?)のせいなのか、 彼女をモデルにして、絵を描くという約束を取り付けます。 その後、彼の前に現れたイタチさんに、彼は約束を果たすまで守ってもらうことになるのですが、 このイタチさんがすごく可愛い。 よく使われる『萌え』という単語とはちょっと違った意味での可愛さがあります。 しかし私のボキャブラリーではこの可愛さを表現することはできません……… とにかくなんでも一生懸命なんです、なんでも頑張っちゃうんです。 美術部の活動も、学校内の妖怪退治も、そして主人公を守ることも。 ちなみに主人公はイタチさんにベタぼれです、ぞっこんですとも。 あまり描写はされてはいないものの、多分三人称で書いていたら、 二人はラブラブカップルに見えなくも無いでしょう。 ネタバレ終了: とにかく、この作品は読んでみればわかりやすいと思います。 ほのぼのとした流れの中に、いろいろな笑いが込められています。 一つだけ述べておくと、人によっては合わないかもしれません。 私の友人たちはこれに撃墜されましたが。
とにかくこの作品の主軸、というかいなければ成り立たないほど重要なキャラ。 可愛いと思うかどうかは個人の判断ですが、私は素直に可愛いと思いました。 性格は素直で優しい、健気な努力家であります。 経島御崎先輩: イラストを見ればわかるのですが、その外見で先輩です、先輩。 妖怪研究家という怪しげな趣味に精を出し、空気を読んだ上でぶち壊す、 傷口に塩を塗りたくってバーナーで炙ってしまうほどの精神ダメージを与えてくる人でもあります。 ぶっちゃけ超マイペースな人。 しかし序盤から終盤までずっと活躍いたします。
ストーリーのラストがどうも物足りなく感じました。 気になる人は気になってしまうかもしれません
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蓬莱学園の初恋!
蓬莱学園、東京から2500キロ、南洋に浮かぶ宇津帆島。 島ひとつがまるごと学校になっていると思ってくれればいい。 海と山、港に飛行場、原発に謎の怪獣……。そして10万人の生徒たち。 一筋縄じゃいかない連中ばかり、一触即発の青春無法地帯。春4月、 新入生の朝比奈純一は、学園遊覧の飛行船から覗いた双眼鏡に映った少女に一目惚れ。 「あの娘を見つけるんだ!」不屈の情熱(だけ)を武器に、初恋の君を追う純一が巻き起こす、 前代未聞のノンストップ・スラップスティックアクション。
青春って、きっとこういうこと! ライトノベルって、きっとこういう小説! 「彼女に会いたい!」「名前を聞きたい!」 一目惚れした主人公のひたすらに真っ直ぐな気持ちは誰にも止められなくて、 物語はコメディタッチ、ハイテンポであっという間に進んでいきます。 けれど、主人公の情熱とは関係ないシリアスな事実が徐々に明らかになって…… ネタバレになるのでここまでですが、 すべてが一気に収束するクライマックスをぜひ読んでください。 萌えが流行る以前の古い作品ですが、最高の読後感を与えてくれると思います。
どんな困難があってもどんな事実を知っても、最後まで揺るがない情熱。
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撲殺天使ドクロちゃん
奥井樹さん(男性・20歳)はまさん(男性)一押し!
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜。 謎の擬音と共に、草壁桜くん(中学二年)の家に突然やってきた一人の天使。 その娘の名前は、撲殺天使ドクロちゃん!? いつのまにか桜くんちに居候しはじめたドクロちゃんは、 桜くんを(いろんな意味で)誘惑しはじめて…! 「電撃hp」誌上では、予想外の大人気! 編集部も困惑した話題の作品、ついに文庫デビュー。 ●ライラさんの書評
なので初めて見たときは吸い込まれるようになって、今や中毒者です。 飽きない擬音とドクロちゃんの撲殺。おもしろいです! 他のクラスメイトもそうなのですが主人公に対してあまりにも不条理。 ここから先はネタバレですが……。 ドクロちゃんが気絶している人は人肌の温度であっためれば良い、という情報を勘違いして、 保健室で寝ている主人公である桜くんに抱きついていました。 そこにちょうど、クラスの皆が見舞いにやってきて、誤解を生んだ時。 「トイレで気を失ったって聞いたから、お見舞いにきたのに(南さん)」 「ほんと、気絶するまでなにをしていたのか(田辺さん)」 「な、なにもしてないよ!? ただ、ドクロちゃんがぼくの(形をしたチョコ)を口に……!!」 「ドクロちゃんが桜くんのを、口に?(田辺さん)」 「ち、ちがうっ!! そうじゃなくてーーーー」 「いや、もう言わなくていいよ桜。わかってる。俺たちは、なにも、みてなかった。 それでいいじゃないか(宮本)」 「まって! 今のセリフは思いやるフリして本当は僕を信じてない!! だめだよそれじゃあッ!」 これを見ておもしろいと思う人は中毒警報を発令します。
優しいようで、とても冷たくて非情な人間。
●トニーさんの書評
だから、新鮮に最後まで読めました。ぜんぜん飽きないです。ほかに似た作品がないから。 あと、全体的にシュールです。 シュールが故、後の予測が不可能に近いので、一気に読みたくなります。
ヒロインとして。
他は、非常に人を選ぶことでしょうか。シュールすぎですね〜 ●奥井樹さんの書評
ふすまを閉めて出て行く表現を<スパァン!>という音だけで表現したり、 すばやい動きを表現する際、 セリフの後ろに(しゅばばばばばばー)と言った意味不明な効果音も入ってきます(笑) それだけに、読む人を選ぶ作品なのは間違いないでしょう。 この作品が読めてしまうという方は……破壊力と中毒性には充分注意してください(笑)
最強であり、最恐であり、そして最も萌えるキャラでもあります(笑)
●はまさんの書評
そのテクストとして、後世まで重要参考図書となるであろう作品。 それが『ドクロちゃん』だ。 物語を読解するのに、文化背景の理解は必要である。 だがラノベはここまで行き着いてしまった。 この作品は「メタのメタ」もしくは「パロディのパロディ」として成立している。 だから例えば、数百年後の人間が読んだとしたら、 そうでなくとも現代でもオタクが読まない限り、理解できないだろう。 物語のための物語。オタクが書いたオタクな物語。 しかもエロゲオタと言う、ものすごく限定された世界のための物語。 オタクの極北に位置する作品と言えよう。 恐竜は身体を巨大に進化させることで、一時は地球の覇者となった。 だが究極の進化とは、同時に生物としての袋小路でもある。 そして、ラノベの進化はついに 『ドクロちゃん』という究極生物を誕生させてしまった! 果たしてこれからのラノベがどうなるのか。 恐竜のように衰退するのか、もしくは更なる進化を遂げるのか。 『2ちゃんねる』で中毒者を量産した問題作。いろんな意味で金字塔となるべき作品だ。
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