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精霊の守り人
老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。 精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、 異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。 建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類学者らしい緻密な世界構築が評判を呼び、 数多くの受賞歴を誇るロングセラーがついに文庫化。 痛快で新しい冒険シリーズが今始まる。
日本において良質なファンタジーが最もよく生まれた時期だったのかもしれません。 〈ハリーポッター〉シリーズ以降のファンタジーブームで出版された亜流の作品とは異なり、 この頃の作品には「なぜ異世界を創作するのか」ということに 真摯に向き合った作品が多いように思えます。 実際に、ライトノベルから『十二国記』、『デルフィニア戦記』、『西の善き魔女』 といった作品が出てきたことは記憶に新しいのではないでしょうか? 本作はライトノベルとはやや異なりますが、児童文学から生まれ、 多くの賞を総ナメにしてきた作品です(四月七日からNHK-BS2にて、アニメスタートになります)。 作品の内容について語ると、キャラクターも構成も、とてもシンプルです。 それこそ、あまりに簡素な筋立てですから、 一瞬、これなら自分でも書けるんじゃないかと思ってしまうほどです(笑)。 しかし、ありふれたファンタジーと本作との決定的な違いは、先にも述べましたが、 「異世界を創作する」という姿勢にあります。 本作のあとがきにおいて、恩田陸さんが指摘なさっているとおり、 作者の上橋さんが「文化人類学の研究者」だからこそ、 「世界のなりたちや、記された歴史というものの本質が見え」、 簡素だなと思っていた物語はいくつもの重層的な世界観を持ち始め、 そこに住むキャラクターに力強い息吹を与えます。 もし、ファンタジーを創作しようというのなら、 本作は一つの大きな目標になるのではないでしょうか? それだけの良質な作品だと、胸を張ってお勧めできます。
水妖を宿した悲運の第二皇子ですが、皇子のくせにずいぶんとしっかりしていて(笑)、 これが本当に世間知らずの皇族なのかと、ちょっとばかし疑いたくもなります……。 しかし、本作の〈守り人〉シリーズとは別に、〈旅人〉シリーズの主人公となり、 大きく成長していく中で、多くの葛藤もします。 作者である上橋さんが、〈守り人〉シリーズの主人公を三十代の女性バルサにしたのに対し、 〈旅人〉シリーズの主人公をチャグムという小さな子供に託したのは、 今の若い人たちに向けたエールなのだと思います。
もともと児童文学というフォーマットで書かれているせいもあって、 小さな子供を意識しているためか、分かりやすい演出がいくつも施されています。 また、これはとても個人的なことで、すごく些細なことでもあるのですが、 サッカーファンにとっては、本作の主人公である「バルサ」という名前は 抵抗があるかもしれません(苦笑)。 ええ、カンプノウにある例のチームですね。 わたしはマドリスタなので、ちょっとこの名前には…… (本作の評価とはまったく関係ないので恐縮なんですが) あと、文庫化はこれから順次ということだそうです。単行本では現在、十冊が出版されています。
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西風の皇子(ディディウス)
大帝国の皇子ディディウスは、ひょんなことから、 女神メイヴェーラを自分の身体に同居させることになってしまった。 意識を失ったりすると、身体を好き勝手にメイヴエーラに使われてしまうのが、 ディディウスは気に入らない。 そればかりか、ディディウスは、すべてを滅ぼす力を持つという「種」にも身体をむしばまれてしまう。 魔法使いダークロア、琴弾きミューシカを仲間とし、種をめぐる戦いにいどむディディウスだが―。
もちろん、「西風の皇子」から読んでも、何の支障もありません) これは初めて本屋で真剣に探して買ってきたライトノベルだと思います。 ストーリーの最初の方で、主人公(ひねくれ皇子のディディウス)が、 少し(かなりかもしれませんが)自己中心的な女神様メイヴェーラと一つの体を共有することになります。 主人公と、幽霊なり何なり、何かと一つの体を共用するというのはよくありそうな話なのですが、 この話の面白い部分は、その女神様の少し天然なところ。 真面目な時は格好いいくらいなのに、いきなり天然さんになるんです。 この女神様以外も、魅力的なキャラが多いです。ディディウスももちろん好きですが。 敵キャラも含め、憎めないキャラが多いんですよ。 最初の方は笑いとシリアスが共存しています。 後、最初にも書いたように、イラストもまた魅力の一つなんですよ。繊細で、華やかなイラストです。
普段も面白いのですが、あの!多少ネタバレですが、あの豹変ぶりが最高です! かっこいいですよ!
一つ挙げるなら、最初の方の笑いの部分が、最終巻の辺りでは極端に少なくなっていることですね。 展開上仕方のないこととは言え、笑いを楽しみにしている方には、重いかな、と。 でもその分、ストーリとしての面白さは増していますよ。
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ゼロの使い魔
「あんた誰?」―才人が目を覚ますと、可愛い女の子が才人を覗きこんでいた。 見回すとあたりは見知らぬ場所で、魔法使いみたいな格好をしたやつらが、 才人と女の子を取り囲んでいた。 その女の子・ルイズが才人を使い魔として別の世界へ「召喚」したらしい。 訳がわからず面くらう才人に、ルイズは契約だと言って、いきなりキスしてきた。 俺のファーストキス! と怒る間もなく、 手の甲にヘンな文字が浮かび、才人は使い魔にされてしまう。 仕方なく、ルイズとともに暮らしながら、元の世界に戻る方法を探すことにした才人だが…… 才人の使い魔生活コメディ。 ●間桐桜さんの書評
ツンデレ、ヤンデレ、ロリ、巨乳、エトセトラエトセトラ。萌える作品。 正直なことを言ってしまうと、読んでいるこっちが恥ずかしくなります……。 学校では人の目をはばかっています。 まず、おもしろい! 魔術中心にもならず、恋愛中心にもならず、 うまい具合に両方の要素がミックスされている分だけ、読み分けが利きます! そして感動! なんでだろうか、泣ける。指折りに入る感動作でもあります。 サイトは男の鑑です! 心情から何から全てが正直に偽りないです。 他の作品は現実世界で思わないことが書いてあっても、この作品は全てが真正直。 まさにこんな物語を待っていたんだと言わんばかりの恋愛模様。 ルイズのツンデレっぷりは史上最強!他にここまでのツンは見たことないです。 その分だけデレたときは萌えが十個くらいつきそうです。 他の人も言っていましたが、平然と裏切りが多いですよね。 あの人が!? ええ!? などと思います。 戦争と日常があまりにも現実味を帯び過ぎて、読んでいてとても共感できる。 あとは、最初の一巻はやたらと王道。でも、それもこの作品の醍醐味ですけどね。
こいつは男として尊敬できる。乳のでかさに揺れる心情には、大賛成! わからない男はいないと思いますよ!? そして、かっこいい! タ……ギーシュ。 最も癖があり個性のあるキャラ。 キザでありながらもなかなかおもしろい。恨めないですよね、こんなキャラ。 口はうまいのにボキャブラリーがやたらと少ない。それも個性!? ごほん、お待たせしました。 一番はタバサです。 第一に絵で惚れ(絵的にはアニメの方がいいかな)、キャラに萌え、口の少なさに更に萌えました。 正直なところを言えばお嫁さんにほしいです。 典型的な無口なのになぜか他の無口キャラとは違う雰囲気が漂う。 無口だけど立派な可愛い女の子ですよ。思春期です! 絆を築けば恋愛もするんです! 最もお勧めです!
一巻がひたすらの王道なだけかな? これは他の人と同意見です。 ●Butter-Flyさんの書評
実を言えば小説では無くアニメ版から先に見始め、 それから小説版をせっせと小遣いを貯めながら買って見ているのですが……。 一言で言うと買っておいて損は無いです。 個人的に言うとイラストをもう少しアニメ版に近くして頂きたかったのですが、 まあその辺は人の好き好きでしょうねw 取りあえずはまず、第一巻の表紙を捲った瞬間にドサッと取り落としそうになりましたw 中学生には余りに刺激的な挿絵でしたねwオイオイって思うほどにw ここからはネタバレが入ります。 そうですね、まず裏切りが多いですね。 まさかと思う人物が裏切ると軽いショックを受けます(泣) この物語は余りに私の好みと一致していました。 異世界ファンタジーがホントに好きなんですよww 笑いあり涙あり感動あり少々アレもありwこれは中学生レベルで面白いと感じますかな? ちなみに主人公(?)の平賀才人《ヒラガ サイト》は、 現実では出会い系サイトに登録していたにもかかわらず、 異世界では超が付くほどにモテモテです(少々皆気は荒いけど)。 修理を頼んだパソコンを取りに行った彼は、ゲートを不意に潜り異世界へと旅立ちます。 そしてそちらでは身分制度がそりゃもう恐ろしいほどにキツイ国で(笑) サイトはキザな貴族野郎(ギーシュファンすまない!)に気が利いてないと言われ、 突然決闘を申し込まれます。 そして少々不満が溜まっていたサイトはそれを受け、ボッコボコにされます…… その時彼の左手のルーンが光り……? 後は本屋で立ち読みでも何でもしてください。全て話すと面白みが無くなるのでねw まあ第一巻は凄い爽快感が溢れ出すほどです。 まあ609円ならば直ぐに読み終わる漫画よりこちらの方がいいかと(笑)
ゴホン!ゴホン! まあサイトですね、あの性格が気さくで友達ならばおそらく楽しいだろうしね。 ただ……出会い系サイトに登録するとは何とも言いがたい……。 ガンダールヴというのも名前カッコいいし兵器自由自在だし面白いですね。 まあ最初にいきなり異世界でキスとは…… そういう自慢話を聞けばブッ飛ばしたい気持ちでいっぱいですな。 まあしょうがない、一応女性陣の方も言っておかないと(こっちが本音 好きなキャラはルイズかなぁ どちらかというと大人しい人よりもこういう怖い怖いタイプの方が絶対に楽しいと思いますしね(笑) ただ……鞭を使われるのだけは勘弁願いたいですがね(笑 ツンデレとか言われてるんですか一体どういう意味なんでしょうか……(笑)
まあ私は一応アニメで全て見たのですが小説は一巻しか持ってないもので、 これから二巻を買いに行く所ですが(笑) う〜ん残念といえば……他の方と同意見です、 一巻は相当なる王道、王道の道を突っ走っております。 ●ガンダールヴさんの書評
自分的には、どうして今までアニメ化されなかったんだ? という疑問が浮かぶほど面白いです! これは異世界を舞台にした、ラブコメあり、戦闘あり、 涙ありの自分内ランクトップ3にランクインしているラノベです! まず、キャラがいい! 主人公の才人は、地球の日本の東京から、突然、前触れも無くいきなり異世界に召喚されました。 その上、召喚したヒロインの使い魔としてキスで契約されてしまいます。 そしたら、普通はかなり驚き、多少の精神障害があってもおかしくないです(現実的ですいません)。 しかし、才人は、ある程度驚いたら、すぐに納得してしまいました。 この順応性がスバラシイ! しかも、よく妄想して自意識過剰になってすぐ調子に乗るんですが、 一度落ち込むととことんドロ沼に沈んでいくように性格もどんよりしていきますw そしてヒロインのルイズ。かなりの美少女なんですが、 悲しいことに胸が無い、というか洗濯板です。 このルイズが、才人を呼び出した張本人のメイジ(魔法使いのことです)なんですが、 魔法の才能が全くの皆無。 なので先生やクラスメイトからは『ゼロ』の二つ名で呼ばれてしまっています。 その上、かなりのツンデレっ娘! と言ってもツンデレっぷりを発揮するのは一巻の終わりからなのですが・・・ とりあえずそのツンっぷりが激しい! 「ご主人様に起こされる間抜けな使い魔には罰を」が最初の頃の口癖で、 「朝っぱらからご主人様を不愉快にさせる無礼な使い魔には罰を」が 最初の頃のルイズのモットーですw 基本、罰は食事抜きか体罰ですw しかし、だんだんとそのツンっぷりもやわらいできて、 後のほうになるとデレの部分も出たり出なかったり・・・w そんなツンデレの比率が9:1くらいの可愛いヒロインです!! ツンデレ好きにはモッテコイダ――――ッ!! あと、自分が気に入った理由は、その異世界が、二巻から戦争時代に入ることです。 裏切りや諜報活動、破壊、そして悲しき死・・・。 日常では、才人がモテモテでラブコメ風だったりするのが、 戦争時になると何度も悲しい出来事が起こってしまいます。 それに立ち向かう才人とルイズの姿が、自分にはとても格好よかったですw
才人は、異世界に召喚され、そして伝説の使い魔『ガンダールヴ』になってしまいます。 武器に触るだけでその武器の使い方が分かる神の左手、 その力を使い、才人はルイズを守るため、どんどんたくましく成長していきます。 7巻の最後の方とか、カッコよすぎでしたw ルイズはもう、可愛すぎww 魔法が全く使えなくて、失敗バッカしてしまう彼女の姿は、 ほんと抱きしめたくなるくらい可愛かったですw したらボコボコにされてしまいそうですが。 しかし、そんなルイズも3巻でついに魔法に目覚めます! しかもその系統は四大属性のどれでもない、失われし伝説の系統『虚無』だったのです! 伝説の虚無の担い手として彼女は辛い運命を背負うかもしれませんが、 それに立ち向かっていく姿はすばらしいですw 個人的に4巻で惚れ薬を飲んでしまったルイズは最高でしたw デルフは六千年前(だっけ?)にガンダールヴに使われてた伝説の大剣です。 喋る剣で、才人とルイズ、二人のお互いの気持ちをちゃんと知ってて、助言をくれるいい奴です。 その助言が的確かどうかはおいといて。 タバサは無口なルイズ達より年下の眼鏡っ子です。 得意な系統は風で、二つ名は『雪風』です。氷や風を使うとかなり強い女の子です。 感情はほとんど表に出しません。ちょっとハルヒの長門有希に似てますw
でも2巻以降は面白いですよw あと、裏切りがちょっと多いです。 後の方になってくると、こいつも敵なんじゃねーの?、とか思ったりしてしまいます。仲間なのにね。 まぁそれも、面白さの一つですけどねw
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