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アリソン
巨大な大陸が一つだけある世界―その大陸は、 二つの連邦に分けられていて長い間、戦争を繰り返していた。 その東側の連邦に暮らす、学生ヴィルと軍人アリソンは、二人とも17歳。 ある日ヴィルは、アリソンと一緒に街外れまで行き、そこでホラ吹きで有名な老人と出会う。 その老人は二人に“宝”の話をする。 『戦争を終わらせることができる、それだけの価値がある宝』――。 しかし、二人の目の前でその老人は誘拐されてしまう。そして……。 「キノの旅」の時雨沢恵一&黒星紅白が贈る新作長編! 胸躍るアドベンチャー・ストーリーの幕が今上がる。 ●皆友ゆこさんの書評
キャラもとても個性的な人ばかりで最近アニメ化もされてますねえ 時雨沢さんの小説は戦闘が多く、ハラハラしっぱなしです…!! でもそこが何度も読み返してしまうポイントなのでっす!! 更に時雨沢さんという人が私にとって面白さのかたまりみたいな人なので、 読んでいて思わずふきだしてしまいます。
二人で一つ、みたいな所がある……のかな? 私的には。
●かずささんの書評
それでも面白い。目が離せない。飽きない。 手に汗握るシーンではドキドキハラハラして、「早く次を読みたい」と思う。 読後が爽やかで、ほんの少し切ないけれど感動する。 それは何故か? 自分なりに考えてみました。 ・登場人物に物語を最後まで盛り上げる要素を持たせている。 ・人間が人間らしく、どのキャラにも奥ゆきがある。 ・読者に「こんなオチだ!」と錯覚させてからのもうひとひねりが効いている。 ・間の置き方が巧い。 ・“戦争”を題材にしているが、硬く、重くなりすぎず、そしてライトさも忘れず、 時に辛辣なスパイスが効いている。 ・伏線の張り方が巧い。言われないと気付かないような小さな伏線も多く散りばめられている。 ・その伏線がシリーズを読み終えた後全てすっきり解けるようになっている。 ・物語としてのまとまりが抜群。これより長くても短くても『アリソン』ではなかったと思う。 ・あくまでも『アリソン』。 ・隙がない。無駄がない。 そして何より、作者がブレていない。 『キノの旅』もそうですが、『時雨沢恵一』という軸がまっすぐ1本通っているイメージを持ちました。 もちろん、あとがきも含めてです(笑)。
明るく行動力があり、活発な少女。 彼女の行動がヴィルに何らかのヒントを与え、それが物語の核心に繋がっていくことが多いです。 ヴィルヘルム・シュルツ。 のんびりやで頼りない印象もある彼ですが、非常に理性的で、観察力、記憶力に長けています。 “思い立ったらすぐ行動”のアリソンと対極ですが、かえってバランスが取れていると思います。 その他、カー・ベネディクト(1巻で登場)、フィオナ(2巻から登場)、 うそつき爺(1巻で登場)も好きです。 もちろん、みんな魅力的ですが。
素直に面白いと思いました。もちろん人によりますが。 ただ、飛行機や銃器などは、 部品の名前や説明から形を想像するのが難しいものも少しありました。 ●じんさんの書評
無茶ばかりするアリソンにヴィルがやたらと振り回されます。 ストーリーは、ほのぼのとしていて読みやすく、戦争中という設定にもかかわらず あまり惨たらしく感じません。人が結構、撃たれたりしてるのに……。 また、文章構成もすごいです。 何の意味もないような言葉が、終盤で重要な意味を持ったりして、 伏線がとても効果的に使われています。
普段はアリソンの尻に敷かれてばかりの彼も、誰かを守る時は男らしいです。 強いですね、心が。 そして、ラストのヴィルによる真相編(?) 誰も気づかなかった事にヴィル一人が気づいて相手を問い詰めたり、 こっそり教えてあげたりします。その真実を見抜く洞察力、すばらしい!
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アンダカの怪造学(1) ネームレス・フェニックス
はてしなく遠い隣の異世界―アンダカ。 これはアンダカに棲息する生物をこちらの世界に召還する“怪造”が、 一般的となったそんな時代のお話…… 怪造生物と共存できる世界を夢見る少女・空井伊依は希望を胸に古頃怪造高等学校に入学した。 だが、入学早々、恩師が召喚した怪造生物のせいで、 とんでもない大事件へと巻き込まれ……!? 第8回角川学園小説大賞・優秀賞を受賞したミラクル・モンスター・レジェンド、ここに堂々の開幕。 ●遊美心さんの書評
モンスターと仲良くすべき、みんなが幸せにならなければいけない、と考える空井伊依の姿が素敵だ。 どうすればいいか分からなくて迷うときもある。 けれど、その時は友達が助けてくれる、伊依を安心させようと努力したり、知恵を貸したりしてくれる。 安っぽくも見えるけれど、どこか心を打つものがある。 特に、悪役でも人間味のあるところが好きだ。 家族を蘇らせるため、兄弟を守るため、過去の復讐をするために、戦う。 彼らは伊依にとっては敵になってしまうが、それぞれ理由があって戦っている。 だから、伊依は迷う、迷いながらも戦って、結果が舞い降りる。 どの話も完全なハッピーエンドとは思えない、何人も人が死んでいく。 けれど、虚構とは思えない生々しさが、辛くても読んでよかったと思わせてくれる。
ただの敵としか見てなかったけど、最後の最後の独白で、 思わず感情移入してしまい、涙が出そうになった。
後は、ポケモンを意識してしまうところです。 モンスターと仲良くしようとするところや、友達が助けてくれるところが、 どうしても似てるなぁ、と感じてしまいます。 ●克さんの書評
とまあなにが最高でなにがベリーナイスかと言うと、まずキャラクターと世界観。 日日日特有の名前に負けないクセのあるキャラクターが面白い! そして現実(カナイ)と虚界(アンダカ)という世界があって成り立つ学問“怪造学”。 召喚とは違うんですよ召喚とは!違う世界から来てもらうそれが怪造学! かなりオススメです!
『ある怪造生物を怪造するためだけに育てられた天才』その設定だけでかなり好きです。 あと友達思いなとこかなあ。 妖森吉音(あやしのもり・きつね) キャラ。それ以外には思いつかない。 しゃべり方とか思想みたいなのとかそういうのがあまり登場しない割に好き。
いわゆる矛盾したとこがあった。 あと、今まで主人公みたいな怪造生物には、 友達みたいな関係を持った人がいないというところに不自然さが…… だって五百年の歴史があるのに一人もいないってのは……ねえ。
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