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流血女神伝
重い病に臥せっている皇子アルゼウスの影武者にさせられたカリエ。 彼女は帝国の皇位継承者としての教育を受けるべく、カデーレ宮殿に入ることになった。 彼女を待っていたのは選帝のライバルとなる、 ドミトリアス、イレシオン、ミューカレウスの三人の皇子。 特に歳の近いミューカレウスの言動は挑発的で、何かにつけてカリエにからみ、 ついには決闘をする羽目になってしまうのだが……。 ●mayaさんの書評
そんなわけで、わたしからはただ一言だけ―― コバルト文庫だからと避けているなら、男性読者は損をしています! ――と主張しておけば十分でしょう(笑)。 かくいうわたしも、LNF(ライトノベル・フェスティバル)の柳澤まるこさんが、 ことあるごとに本作を推薦されていたのに対して、 コバルトだからというだけで読まずにおりました(汗)。 しかし、ふとした機会に手を取って、ページをめくってみたら止まらないとまらない。 重厚なファンタジーとしての世界観と設定、個性的なキャラクター造詣は、 まさに小野不由美さんの『十二国記』、茅田砂子さんの『デルフィニア戦記』と比肩しても、 遜色のないほどです。 わたしが胸を張ってお勧めすることのできる、良質のライトノベルです。
いずれのキャラも男勝りなのは、まあ、仕方のないことでしょう……(涙)。 しかし、考え方を変えて「燃え」を追求するなら、ずっとカリエ(主人公)と行動を共にする、 職務に忠実で、表情をあまり変えることのない剣士―― エディアルドには、同じ男性としてとても共感できます。 誰かのために犠牲になるような生き方をするのではなく、 自らの幸せを勝ち取ってほしいと心から願う、男性キャラクターといえますね。
作者の須賀先生も『帝国の娘』のあとがきで「前中後編にすればよかった」と仰られているように、 カリエの人生の移り変わりである転調を書き急いでしまったのでしょうか。 しかし、そんなことを気にすることもないぐらい、 圧倒的にたたみかけてくる筆致こそ、本作の最大の魅力といえます。 カリエの人生の変化と挫折、成功、そして運命との対峙。 それらを通じて、描かれるカリエの信念に、 ページをめくる手が絶対に止められなくなるはずです! ●まいまいさんの書評
いい意味でコバルトらしくないハードな設定とストーリーは、 男性でもなかなか楽しめるのではないかと思います。 重たい話なのですが、思わず笑ってしまうような場面もあり、 キャラクターも多彩で魅力的です。 主人公が(ネタバレ→)結婚・妊娠・出産 するという、少女小説としては物凄い展開になっていますが、ストーリー上必要なことなので、違和感はありませんでした。 完璧なキャラがいなくて、みんなどこかに苦悩を抱えているところに、深みを感じます。 今一番続きが気になっているライトノベルです!
ひどい目にあってもめげない、強くて前向きなところと、 ちょっとおバカなところが好きです(笑) |
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LUNAR2 エターナルブルー
天空に青き星をいただくルナ世界。 その辺境で考古学者の祖父と暮らすヒイロは、 ある日、謎の遺蹟"青き塔"と青き星が一筋の光で結ばれているのを目撃した。 塔に駆け付けた彼は、そこでルーシアと名乗る少女と出会う。 青き星からやってきたという彼女からルナの危機を聞いたヒイロは、 世界を救うべく女神アルテナの元にルーシアを連れていく冒険を決意したのだった! RPG『ルナ2~エターナルブルー~』の完全ノベライズ第一弾。 ゲームノベライズ『LUNAR2―シルバースターストーリー』
80年代ハードゲーム競争時代に登場した角川書店のRPGの文庫本です。 お話は典型的な王道RPGです。 しかし、王道だからこそ凄い! 主人公たちの動きの書き方がきめ細かく解りやすい上に、 彼等の目的も純粋なので、共感しやすいです。 特に主人公、ヒロインの交流は必見たるものがあります。 他の登場人物たちにも味があり、何味でも楽しめるのでお得と感じます。 ですが、最終巻の最終決戦・ラストエンディングへと続く、怒涛の如くの勢いこそ、 この作品の真の見所。 このラストは本当に感情移入できた方に、”感動の余韻”を味わえるでしょう。 不肖私、人生二度目の感動の号泣を致しました。 気になる方は、本だけでなくゲームも御覧いただければと思います。 PSにて、復刻版がございます。 ゲームは場面事にアニメシーンがあるので、これを合わせて見れば至福と感じます。 しかし、エンディングまでかなり時間が掛かる上に、バトルが単調に成り易いので、 投げ出さない根気がいります。 どうか、ご注意下さい。
他の登場人物も好きですが、敵役ではやはり、ガレオンでしょう。 理由は、 以下ネタバレ ガレオンは、『シルバースターストーリ』のラスボス魔法皇帝でもあり、 ゲームでの声優さんと甲冑鎧姿に惚れ惚れとします。 その信念というべきモノが有るので、敵でも尊敬にあたると思います。
『LUNAR2―シルバースターストーリー』 続編たる『エターナルブルー』から読むとネタバレになってしまう事が辛いです。
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