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憂鬱アンドロイド
「ぼくは、アンドロイド。完全防水加工の、水陸両用なのさ」 自分をアンドロイドだと信じ切っている少年・小田桐正機。 「君は正真正銘、決定的に、もう言い逃れできないくらい―人間、なんだよ」 純真だが変人と呼ばれる正機を愛する少女・桜野茜。 ちぐはぐな想いを抱えながらも、ただそこにある現実を追い求める二人を巡って、 様々な人間模様が交錯する。 「わたしが憂鬱なのはきっと―」 アンドロイドになりきれない少年と、 人間の気持ちを見つけられない人間たちの、憂鬱で純粋な愛の物語。 ●朔日神無さんの書評
何より心理描写が、物凄く上手いです! 登場人物たちは皆同じように悩み、自分なりの解決方法を見付けていきます。 その悩みは現代人に至極ありがちなものですが、 それをここまで昇華できるのはすばらしい技術だと思います。 それ故に、私はものすごく共感できました。 今まで読んだもののなかで、一番「こういう奴いるなあ」と感じられる登場人物ばかりです。 出来るなら是非続編を出して欲しい!
サクッと読めるのですが、一ページあたりの文字数が少ないので スカスカに感じる人も居るかもしれません。 ●windsさんの書評
アンドロイドの茜。 二人の息が合っている会話、かなり面白いです。 また、少年犯罪、自殺問題等、 現実にも起きている事を題材にしているため、 真剣に読んでみる価値有りです。
(ここから先はネタバレもちょっと含みます) 自分をアンドロイドだと信じ切っていて、 2回から飛び降りたりして怪我を起こしても「接触不良だ」 なんて言うのに犯罪現場で犯人に向かって 「貴方は寂しがり屋の只の人間です」 等と言うなど、勇気がある一面もあり、良いキャラしてます。
短編が集まった感があるので、 一人の視点じゃ無いところが少しつまらない。
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夕なぎの街
仕事帰りにふらりと寄って、いつもの肴でちょいと一杯。 「夕凪」は、そんな常連客でにぎわう、十八番街の居酒屋だ。 錬金術士を目指す青年コウは、とある事情からここで下働きをしていた。 そんなコウの生活に、突然変化が起こった。 けぶるような雨の日、ずぶ濡れの少女が、夕凪に迷い込んできたのだ。 少女の名はマイカ。 肺炎を起こしかけていたところをコウに救けらた彼女は、なしくずしに夕凪で働くことになる。 そして、ある日マイカをたずねてコウたちの元にあらわれた少女、マナ。 その面立ちは、どこかマイカに似ていた。 謎に満ちたマイカとの関わりの中で、コウの平凡な日常は、 思わぬ事件に満ちた日々になってゆく……!? 新鋭、渡辺まさきが贈る、和風ファンタジック・アクション。
明治あたりかな? 近代の日本みたいな雰囲気の街で、 錬金術とか自動人形とかにまつわったり、まつわらなかったりする事件がチョコチョコと、 日常描写を核にゆったりと進んでいく物語ですので、好みは分かれるかもしれません。 あと、ぶっちゃけ1巻はおもろない。読むなら、ぜひ2巻から! って、それじゃあ話が分からないし……。 この作者さん「一体お前に何があったんだ!? 悪魔に魂でも売ったのか!?」 と問いただしたくなるような、突然のレベルアップぶりを披露してくれました。 まあ、長々と書きましたが最後に1つ、この作品『飯』が凄い!! 居酒屋『夕凪』で時折でてくる、異様にこだわった調理シーン!! そして出来上がる料理の数々(ほぼ単品andまかない) 初めてです! 文字情報だけでお腹が空いたのは!! 料理がメインの小説を書きたい人(いるのか?)はぜひ読んでみて下さい。
主人公なのに地味なところが、見せ場の少ないところがいい。
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