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ゴクドーくん漫遊記
俺の名は、ゴクドー。正しくはゴクドー・ユーコット・キカンスキー。 当年とって16歳の将来性ある若者だ。 放浪の冒険者ってとこだが、そのうちでっかい山を当てて、大金持ちになってやる予定なのである。 富豪のボディガードのバイトでちょいと稼いだ俺は、気持ちよく酒場で1杯ひっかけていた。 そこに小汚いババアが現われ、こともあろうにこの俺にいいくさった。 「おまえさん、命を狙われとるぞ」 こいつに出会ったおかげで、俺はとんでもない陰謀に巻き込まれてしまう。 超RPGコメディ、いよいよ登場。 ●わっぽーさんの書評
ライトノベルの男性主人公は、特に一人称の場合、世界と事件の解説役を担うため、 ややもすると空気扱いになりがち。 しかしこの作品は、物語の語り手である主人公こそが異世界へ読者をいざない、 常識ハズレの主観で事件を振り回しまくる。 こういうタイプはあるようでいてなかなか少ない。 多くのライトノベルはヒロインや別のキーパーソンを軸に事件が展開され、 主人公はそれに巻き込まれていくからだ。 (傑作と名高いフルメタルパニックなども、 主人公そのものがエンタメの中核という点でゴクドーくんシリーズと類似している) キャラクターや世界観はコミカルの力押しだが、エンタメとしてはそれが清清しい。 また、電撃から出ている外伝ではゴクドーくんが主人公であってはなしえない、 センチメンタルを基調とした展開を見せるのも嬉しいところである。
この三人はとてもいいトリオです。
作者が「プロットなんか作っていない」と公言しているように、 序盤のテンションと収束の方向が若干食い違う場面が多々あった。 ●ゆーぢさんの書評
今では書店で見かけることはほぼ無くなりましたが、古本屋では大抵見かけるシリーズです。 この作品の最大の特徴は、自分の欲望に素直すぎる登場人物達でしょうか。 はっきり言って、数あるライトノベルの中でも、金のために即決で敵に寝返ったり、 ヒロインを酔いつぶして売り払うなど、 その他様々な自分勝手な行動をする主人公やキャラクターを私は知りません。 小難しい建前など気にせず、本音で生きていこうぜ。と思わされる一品。 悪い言い方をしますが、「よくあるイイ子ちゃんな主人公には飽きたぜ」 といった方にピッタリの作品です。 こういう言い方をすると誤解を招きそうですが。 「私はこの本を読んで新たな世界に目覚めました」 うん、間違ったことは言ってない(たぶん) 古本屋なら割と手に入りやすいので、一冊道でしょうか? 最後に、この作品は9割ギャグで1割がシリアス? です
正直、それまで持っていた主人公観がぶちこわされました。 ここまで自分に素直に生きている主人公は初めて、彼はいろんな意味で最高だと思います。
「小学生レベルのお下品さ」 としか言いようのない所でしょうか。 自分は気にならなかったのですが、気にする人は気にするところだと。
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皇国の守護者
氷雪舞う「皇国」最北の地に鋼の奔流が押し寄せた。 最新の装備に身を固めた「帝国」軍の破竹の進撃に「皇国」軍は為す術なく壊走する。 敵情偵察を命じられた殿軍の兵站将校、新城中尉は僚友の為、 剣牙虎の千早と共に死力を尽くし、敵の猛攻に立ち向かうが……
この作者独特の皮肉がかかったセリフ。 凶悪な展開。多分に含まれた諧謔。そして、ほんの少しの優しさ。 組織の中であがき続ける人間、組織を徹底的に自らのために利用する人間、 様々な人間がおりなす第一級の異世界戦記。 漫画版も含めてとにかく読め! と言える面白さです。
極悪で凶暴で倣岸で嫉妬深く執念深く小心者で臆病者で、 勇気があり知恵がまわり状況判断力があり義務に忠実。そして、有能。 複雑、いや、奇怪極まりない人物。そんな人物だからこそいい!
それとお世辞にも女性キャラをキチンと書いているとは言い難いところ、ですかな……
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彩雲国物語
秀麗は彩雲国でもピカいちの名家・紅家のお嬢様。 なのに家計は火の車。明日のごはん代を稼ぐため、 舞い込んだオイシイ話に飛びついたのはいいけれど、 その依頼ときたら即位間もない「ダメ王様」教育係で、 しかもお仕事期間中は貴妃として後宮に入れというものだった。 ほかに妃嬪のいない空室アリの後宮で、 まったく女に興味ナシの困った王様と秀麗師の奇妙な関係が始まる! 第1回ビーンズ小説賞奨励賞・読者賞受賞。 ●伽夜さんの書評
名門・紅家のお嬢様(でも貧乏)で、彩雲国初の女性官吏秀麗が 様々な試練とか困難を乗り越えて頑張っていく、応援したくなるような作品です(私にとっては!) 最初は貴妃編、次に戸部編・進士編・茶州編・影月編・冗官編・藍家編・紅家編と 流れるように話は進んで行き…笑える話も多いけれど、お話自体は結構深くていい感じです。 キャラクターそれぞれに、過去の辛い記憶やトラウマ、またまだ明かされていない謎もあり、 読んでいると続きが気になって仕方ありません。
一見仲のいい幼馴染みたいな関係なのに、お互いに「分かり合ってる」というか… 「信頼」に近い何かでちゃんと夫婦なのが、なんだか好きです。
私的には許容範囲でしたが… ●時屡さんの書評
王城の偉い人(老太師)がとある仕事を持ってくる。 金目当てに飛びついた仕事だが、その仕事とは同性愛者で、 愚王を気取っている王の根性を叩きなおす為に、後宮に入れという事だった。 これが一巻の流れですね。 今までの出た巻の流れで見てみると、 文官になったヒロインが逆境にめげそうになりながらも頑張っていくと言うものです。 そのため比較的美形の男が多いです。ヒロインの十人前。 話はテンポよく進んでいきます。ボケとツッコミというわけではないですが、 話の一つ一つのエピソードが面白いですね。 ギャグは多めですが、シリアスなところはきちっとやると言う感じです。
ジャラジャラとしてても似合ってるから良いのです。
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