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A君(17)の戦争
やってやる。こいつに教え込んでやる。 僕が感じてきた痛みと同じものを。 小野寺剛士、17歳。天抜高校2年生。ちんちくりんな見かけで気も小さい。 しかし、追い詰められると、 恐怖と恨みをエネルギーに変換する高速怨念増殖炉を内蔵した、アブないヤツ。 そんな彼が、ふたつの太陽が輝く異世界に救世主として召喚されてしまった! しかも、人族の迫慨に苦しむ魔族たちの支配者、「魔王」として!? 四面楚歌の状況の中で、 はらなきゃならない意地をみせて剛士が繰り広げる大逆転ピカレスクバトル。 時代が呼んだニューヒーローがいま、ここに登場した! 男には、まもらねばならないものがある。
でも、彼は普通のいじめられっことは全く違う! 追い詰められると、恐怖と恨みをエネルギーに変換させる、 高速怨念増殖炉を内臓したアブナイやつ。 そんな彼が異世界に救世主として、召喚されてしまった! しかも、人族の迫害に苦しむ魔族の支配者である「魔王」として!? 登場キャラは、萌え属性を含む人(?)などがいるので、 萌えを楽しみたい人にもオススメです!
大学を二浪したアニメオタク。 ことあるごとに、ガン○ムの名台詞を言う人です。 しかし、最後はみんなの為に果敢に囮りになったところが、 とても格好良くて尊敬できます! 泣きそうになりました! 最高です、田中魔王!! 田中魔王の活躍を見たい方はぜひ、1巻を購入したほうがいいです!
新装版と既刊のイラストレーターが変わっているところですかね。 新装版の方は、あまり絵がよくないです。 内容の方ですが、7巻くらいからはストーリー展開が遅いです。 飽き飽きしてきます。
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エンジェル・ハウリング
緋月さん一押し!(男性・20歳)
白く美しい指先に一瞬だけ力が込められる。ただそれだけ。 それだけでその男のあごは音を立てて、あっさりと外れる。 痛みにのたうち回る男をその真紅の髪の美女は、炎のような赤い瞳で冷たく見つめていた……。 絶対殺人武器―イムァシアの刀鍛冶たちにより、 最強の暗殺者として育てられたミズー・ビアンカは辺境の街にいた。 目的はとある退役騎士の情報を得ること。 彼は"精霊アマワ"の手掛りを持つ唯一の男なのだ。 世界の滅亡の鍵を握る"精霊アマワ"。 その強大な力と、それを巡る陰謀にミズーはたった一人で闘いを挑む! 触れれば切れるほど研ぎ澄まされた、冷厳なる幻想世界が君を待つ! 秋田禎信入魂の新シリーズいよいよスタート。 ●根っこさんの書評
秋田氏の独特の文体で語られるテーマは、非常に深く、読めば読むほど、 新たな発見があるという点で、ファンの間ではどこか純文学的な作品だとも言われています。 物語のシステムとして特徴的なのは、ダブル・ヒロインにより、一巻置きで交互に語られる、 二つの視点、という所でしょう。 が、やはり物語全体としては、「戦いあり、旅ありの、エンターテイメント作品」でありながら、 非常に哲学的な物語だという点が、魅力だと思います。 『人間であるということは、どういうことか?』 『心とは何なのか?』 『力とは何なのか?』 そして『愛とは何か?』 「地図の話」や「真っ暗闇の話」の直喩、「ルール」や「約束」「距離」や「仮面」の暗喩、などなど。 キャラ達の紡ぐ、哲学的な台詞に魅力を感じられるなら、楽しめることは請け合いです。
個人的には、ミズー編を通して敵役を張り続ける男キャラ二人が一押しです。 (片方が序盤敵とは思えないが実は、という展開なので、一応キャラ名は伏せておきます。 読めばすぐ分かるかと) どちらも、主人公と対立することで、常に物語全体を通じてのテーマのテーゼや アンチテーゼを投げかけ続け、ミズーの成長に一役も二役もかってくれます。 片やどこまでも人間であるがゆえに、非人間的なものに焦がれ続ける男。 片や人間的に見せかけて、非常に非人間的な精神を持つ、歪んだ男。 双方のキャラにはほぼ接点はありませんが、 どちらも非常に魅力的な敵役(悪役じゃないところがミソ)です。
全10巻合わせて、一つの物語、といえる構成なためか、 起承転結の承の部分に当たる3〜6巻あたりが、 やや中だるみしているように感じられるんでしょうね。 秋田氏の文章好きでしたら、それでも非常に楽しめるのですが、 そうでなければ中盤が少しキツイと言えます。 伏線が収束し始める7巻から、急激に面白くなっていくので、 そこまで我慢できるかが、ファンでない方にはキーでしょう。 ●緋月さんの書評
ガラスのように澄み切った世界を、二人のヒロイン、ミズー・ビアンカとフリウ・ハリスコーが、 それぞれの想いを抱き生き抜く姿は胸を打ちます。 何度も打ちのめされ、信じることすら裏切られる中で、それでも見えない先へと進む二人。 迷わないわけではなく、悩まないわけでもない。 むしろ二人とも、何度も迷い、悩み、挫折しています。 それが一層二人の魅力を引き立てています。 奇数巻、偶数巻で主人公が変わるこの作品は、奇数巻はミズー・ビアンカ、 偶数巻はフリウ・ハリスコーが、それぞれ主役を張ります。 時に交わり、時に離れていくこの構成で刮目すべきは、 一つのテーマを二つのアプローチで追っていることです。 ミズー編は「距離」、フリウ編は「約束」によって、 物語最大の謎である「精霊アマワの契約」に迫る展開は、読む者を思索の衝動に駆り立てます。 読んで、考える。これがこの作品の一番の特徴ではないでしょうか。 一度読んで「あー、面白かった」で終わる作品ではなく、むしろ読み返すほど面白さが出てきます。 そこが読者を惹き付けるところでしょう。 二人の主人公は、決して熱い性格をしているわけではありません。 けれど、その生き様は魅せられるものがあります。 二人の終局、二つの終わりを見た時、「澄み切った」感動が訪れると思います。 また、作者の秋田禎信氏は、この業界で知らぬ者はいないほどの大物です。 魅力的なキャラクター、何重にも張られた伏線、起伏のあるストーリー、 まるで実在するかと思うほどリアリティのある世界、洗練された高度な文章力、と、 小説に必要な全ての要素を兼ね備えた、秀逸な作品であると言えるでしょう。 小説としてのレベルが非常に高い、と断言できます。
最近の小説では特に理由もなくやたらと「強い(戦闘能力以外の意味を含めて)」 キャラクターが転がっている気がしますが、この二人は違います。 フリウは、その眼に破壊精霊ウルトプライドを宿し、そのせいで二度も全てを失いました。 そのため「世界最強の力」を持ちながらも、力の意味について問い続けています。 その答えの一端がラストなのですが。 またミズーは物心つく以前より、監禁され訓練されたという過去があります。 そしてミズーの言葉にこんなものがあります。 「あの場所にいなかったとしたら、わたしがどんなふうに生きていたはずだったのか。 それを想像することもできないのよ! そこまでわたしは徹底的に、今のわたしにさせられた――」 この苦悶の言葉が、ミズーの胸のうちを表しています。 そして自分は、同時に読者にも当てはまる言葉だと感じました。 二人の、力を持つが故の葛藤。それが自分を惹き付けて止みません。
中学生くらいの方にはよくわからない可能性もあります。 また皮肉を使ったユーモアは見られますが、ギャグに近い「大爆笑」がありません。 良くも悪くも「澄んだ」作品なので、 小説初心者の方やカルいノリを求める方には趣味が合わないかもしれません。 他でも述べましたが、人によって長所が短所に変わるのは致し方のないことだと思います。
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