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描きかけのラブレター
絵を描く以外これといって取り柄のない高校生の僕・遠藤ユキオにとって、 神木円という女の子は異分子そのものだった。 憎らしいほど美少女だった彼女の存在は、平凡だった僕の生活をムチャクチャにかき乱した。 けして甘い思い出ではない。仲は良くなかった、むしろ悪かった方だ。 つまらない誤解が原因で、僕は円から数々の意地悪をされ続けていたのだから。 卒業式も近くなったある日、僕は親友の巧から円のことが好きだと告白された。 巧に請われるまま、彼が円にプレゼントするための〈円の絵〉を描くことになった僕。 放課後、ひとり美術室に残りカンバスに筆を走らせていた僕は、やがてただひとつの事実に気がつく。 ――僕は、円が好きだった。 白いカンバスにひとつひとつ絵の具がのっていくように、ゆっくりとユキオと円の物語が始まる。 不器用な少年と少女が描き出す、ピュアで優しく、そして少しだけせつない青春ストーリー。
ツンデレです。 純粋です。純粋にツンデレです。 最近のライトノベルはファンタジーが主流で現代が舞台でも魔法なんかが飛びますが、 この作品は完全に地に足が着いた設定です。 それ故にヤマグチさんの書くツンデレが強調され凄まじいことになっています。 あまりに純粋なものでここまで純粋なものを書いていいのか? と、作者に尋ねたくなる一品です。
守るべきものを守る古い時代の人みたいな考えが逆に新鮮でかっこいいです。
ストーリーに意外性があれば、なお良かったと思います。
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神様家族
鳴海川さん一押し!(男性・13歳)
神山佐間太郎の父は神様。母・姉・妹が女神様、お手伝いさんは天使。 ……いやマジで。 家族のおせっかいで何でも願いがかなってしまう、ウンザリな毎日。 初恋の相手さえ、神である父の力で相手から迫ってきたりして、もう興ざめ! 「こんなのは恋じゃない!自分の力で彼女を惚れさせなくて、何が恋愛だ!」 果たして佐間太郎は、過保護な親(神様)の干渉ナシに彼女を作れるのか? ちょっとせつなくてアットホームなラブコメ・ファンタジー、颯爽登場。 ●傘ブラゥン管さんの書評
恋愛もきちんと進んでいくのですが、ほぼギャグです。 しかし、後半が結構シリアスなため、前半のふざけたギャグがそれを引き立ててくれます。 この話は、『神様家族』のとおり、そんままなのですが。 一見、この話の前半をざっと見ると、日常っぽい感じがします。 ですが、どこか『非日常』なのです。 それは、家族がとにかく全員ぶっ飛んでいるからです。 以下、たぶんネタバレ。 母は、胸のサイズがZから数えたほうが早かったり、 いつの間にか息子の布団に忍び込んでいたり、警察署長になったり。 姉はナイスバディ。 学校の男子はもとより女子まで虜にする。しかし、自宅ではオヤジに早変わり。 しかも結構計算高かったり、と思ったら当てずっぽうだったり。 妹はクール。 無口なためなにを考えているかわからない。 裏では新聞で人の愚かさを嘲笑ったりしてるとかしてないとか。 自分がつくった「持ちたいな それヅラですか? 聞く勇気」という標語が教室に張られている。 親友はアホ。 なんですか、親友が木から落ちたのに、手を差し伸べて、 「佐間太郎! 捕まれ! 『その枝にッ!』」って。 まあ、結局最後を締めたのはこの人でした。 で、常人が主人公とその幼馴染かと思ったら、 二人は軽快ボケとツッコミをお互いに繰り返しています。 以上、たぶんネタバレ終了 あとは、父親とか貯金箱とか朝顔とか。 あ、常人はいませんよ? ホントに。
四巻では、無口でなにごとにもあまり興味を示さない彼女…… 心が震えましたよ、あれは。
あと、すごく天使とか悪魔などの設定が難しいんですよね。 というか、天使とか能力持ってないのに、悪魔強すぎないか? ●桜木谷さんの書評
主人公は高校生の「神山 佐間太郎」、極度の面倒くさがりにして無気力人間。 どこにでもいそうな高校生だが実は彼の正体は神様の息子だった。 天使の同級生であり同居人、果ては佐間太郎の目付け役「テンコ」を始め、 現役の神様であり佐間太郎の父でもある「神山 治」、 女神でありながら破天荒な言動で息子を愛する母親「神山 ビーナス」、 外面だけみれば完璧美人の姉(女神)「神山 美佐」、 イマイチ掴み所のないマイペースな妹(女神)「神山 メメ」 家の内外問わず濃いメンツの中、 今日も佐間太郎はテンコと共にやる気なく学校へ行く毎日だが…… ……という背景設定のラノベです。 著者は「南青山少女ブックセンター」や「グリーングリーン」などで知られる桑島由一先生です。 「実は人間以外の人が日常の中で起こすラブコメ」というのは、 恐らく王道ともいえる路線ですがそこ中でもこの小説が一押しです!! 何が素晴らしいかって、非日常のはずの登場人物が織り成す究極の日常(?) を桑島先生のゆったりした文体で、生き生きと書かれているところでじゃないでしょうか!? 佐間太郎への想いに薄々気付きながらも立場上イマイチ素直になれないテンコや、 初めはどうしようもない佐間太郎が、様々な騒動などに巻き込まれながら成長していく、 またはテンコの存在の大きさに気付いてゆくなどの過程が……!!! 一度恋をしたことのある方なら必ず! 体験したことのある「気持ち」があります。 このままで良いような、このままじゃいけないような、あの甘酸っぱい「アレ」です。 「アレ」があります。 挿絵、カバーは「デュラララ!」などで有名な「ヤスダスズヒト」先生。 絵も相成って、ドタバタのラブコメが若干スタイリッシュ風味になっている所が正に絶妙! そこそこ巻数を重ねているので、上記した内容とも違うテイストのお話がありますが、 「ドタバタラブコメ」はどのお話にも健在。 恋愛面でも、そうでない面でもほんのり懐かしい気持ちになれる小説です。
普段はのんべんだらりとした息子に甘い父親だが、時折見せる「神様」としての懐の深さ。 神山 メメ マイペース。不思議な言動が最高。
また、作品上アクションシーンなどが無い為、全体的に流れがスロー。 ●鳴海川さんの書評
ラブコメ読むならやっぱこれっしょ! 自分はこれ以外読めない!
好きなところは全部!
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君が望む永遠
高校三年生の孝之は、親友の慎二や、 水泳部のエース・水月とわいわい騒ぎながら過ごす毎日を送っている。 そんなある日、孝之は水月に学校裏の丘の上に呼び出された。 しかし、待っていた孝之の前に現れたのは水月ではなく、彼女の友達・遙だった。 緊張した様子の遙から「好きです」と告白され、とまどう孝之。 遙のことはよく知らない…でも、必死に思いを伝えようとする彼女を傷つけたくない。 その思いから、孝之は「いいよ、つき合おう」と返事をする。 ぎこちなくつきあい始めたふたりだったが…。 大人気のPCゲーム発TVアニメの小説化、第1弾。
(実際はどうかわからない)とりあえずライトノベル版もあります。 私はゲーム版はプレイしたことないのが前提でお話します。 高校生の主人公の恋愛ストーリーです。 途中『とんでもない展開』がおきます。 正直誰が読んだり見たり聞いたりしても体中に稲妻が走ります。 視点移動がちょびちょびあります。結構参考になるのでは? と感じました。 (半分の月がのぼるほどではないですが) とりあえずリアリティ溢れている内容で、夢も希望もないです、最後の方は。 鬱に陥った時の心理描写、大切なモノをなくした時の心理描写などは非常に参考になります。 またこの作品は良く使われる技法があります。例えば 哀れむ視線。 見下す視線。 冷たい視線。 といったふうに、3回ほど繰り返して描写をする事が多いです。 (上のは私が即興で作ったものなので本作のモノとは違います。またLvも違います) これがまた沢山使われているんですが無駄ではないのが素晴しい。 幸せの展開。意外な展開。非情な展開。 一度幸せを掴んだ主人公、その他モロモロが“社会”とか“現実”だとかを打ち破って “真の幸せ”を探す物語です。とりあえずハッピーエンドとはいい辛いです。 全キャラクターが成長していきます。 人は何かのために変わってしまうし、 何かのために変わらなければイケナイ時があるって気がしました。
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