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サイとさんからの質問
無表情キャラは陳腐化した? (研究所の掲示板に書き込まれた文章を一部修正して転載しました) サイとです。 いきなりですが、無表情キャラについて、相談したく、参りました。 ・もはや無表情キャラ(クール、クーデレ含む)は、陳腐しているのか? 本題。例えば、『新世紀エヴァンゲリオン』から綾波レイ、『涼宮ハルヒの憂鬱』から長門有希。 無表情キャラが、世の中に溢れている気がします。どうなのでしょうか? ・(ヒロイン)無表情キャラ、というより喋れないキャラは、どういう風に描けばよいでしょうか? 『蒼穹のファフナー』から真壁一騎など。確か、半ば失語症。 主人公から見た喋れないキャラの描き方が分かりません。 ご教授お願いします。 ●答え● 峰しずくさんからの意見 こんにちは。 無表情キャラが陳腐化しているとは、思わないんですけどね。 名前を忘れましたが、「ゼロの使い魔」に出てくる、 魔女みたいな衣装の女の子がいたじゃないですか。彼女も無表情キャラでは? いずれにしても、レイと有希では大きな差があります。 レイは無口です。有希は、なんかを説明するときなんか、延々と喋り続けますよね。 読者の立場でいるときは、無表情キャラ、と言ってもいいのですが、作者の立場でいるときは、 「作中に登場する作者によって造詣された様々なキャラクターの中の1人」に過ぎない、 と理解する必要があると思います。 ハルヒには対照的に、みくるの同級生でめちゃくちゃ明るくてよくしゃべるナントカさん (あ〜もう、名前が出てこない)てのもいるじゃない。SOS団じゃないけど、レギュラーの脇役。 レイだと、対照的にやはり、アスカなんてキャラもいるし、バランスの問題ですよね。 作家が意識したかしないかは別として、男性読者はその人の好みによっ 「女性キャラの誰かに萌えられる」ようになってると思いません? > ・(ヒロイン)無表情キャラ、というより喋れないキャラは、どういう風に描けばよいでしょうか? どうやって描けばというのは、それこそが作者それぞれの味なのだと思いますし、 考えてみましたけれど、僕には的確にこたえるのは無理のようです。 ただ、マンガ(レイ)と、ハルヒ(小説)は違いますよね。 マンガは画面に登場して、無表情でいるとか、無口でいるとかすれば伝わりますけど、 小説は何らかの描写をしないと、いるのかいないのかわかりませんよね。 まあ、ハルヒはアニメにもなってるし、小説と比較してみたら? エヴァは……ノベライズされてるのかな? とりあえずは、キャラの造詣です。 「無口キャラを作りたい」ところからスタートしても、もちろんいいわけですけれど、 基本的には、「このキャラは無口で、ラーメンはチャーシュー抜きで注文して、………」と、 キャラ全体を構想するところから始めてみたらどうかと思います。 そうすれば、どう描写していくかのイメージも、徐々に作者の中に浮かんでくるように思います。 夜霧さんからの意見 陳腐なのはキャラ記号の所為ではありませんよ、作り手のキャラ回しが下手なだけです。 そもそも『溢れかえっている=陳腐』ではありませんしね。 『何でも工夫次第』です。 因みに『もう○○系キャラは食傷気味』と感じた方々が『新ジャンル』を生み出すのですよ〜。 その手のスレ住民は偉大ですね、尊敬します。 >・喋れないキャラは、どういう風に描けばよいでしょうか? え〜〜と、喋れないなら台詞を書かなければいいだけではないでしょうか? 「言葉」以外でキャラを表現できないなら、そのキャラは偽物です。 それは人物ではなく「音声」の集合体でしかありませんから。 人間には肉体があります、そして小説には描写があります。 私が言いたい事、分りますよね? カクタさんからの意見 無表情キャラにフォーカスを絞る理由は何でしょう。 そんな事を云い出したら、お姫様キャラ、お嬢様キャラ、ツンデレキャラ、委員長キャラ、 お姉様キャラ、妹キャラ、全て世の中に溢れていますよ。 それらは全て、陳腐化していますか? > ・(ヒロイン)無表情キャラ、というより喋れないキャラは、どういう風に描けばよいでしょうか? 声以外で感情を伝えるように表現すれば良いと思います。 一日くらい、サイとさん自身が、全く言葉を発しないで生活をしてみたらどうでしょう。 何をどうすると、手話等の知らない相手に自分の云いたい事が伝わるか、朧気に分かると思いますよ。 砂時計さんからの意見 こんばんは。クール・ミステリアス系キャラ大好きな砂時計です。 ちなみにややもすれば電波な感じの素直シュールが一番好きです(誰も聞いてない 早速ですが答えさせて頂きます。 確かに無表情キャラは氾濫してます。 しかし、それはこの属性に限った事ではないです。 ツンデレだって委員長だってアホの子だって天才だって、みんな使いまくられてます。 ただ、クール・ミステリアス系のキャラの人気が、 最近増えてきたのでそう見えるだけかと思います。(2008年現在) というか、属性というもの自体消費される運命(ややもすれば宿命)にあるものなので、 使われまくって陳腐化(あるいは浸透)するのはある意味当たり前の事かと思います。 要するに、特定の属性キャラが頻出する事を「陳腐化した」と取るか 「浸透した」と取るかで答えは変わります。 >・(ヒロイン)無表情キャラ、というより喋れないキャラは、どういう風に描けばいいでしょうか? 「喋らない」ではなく「喋れない」キャラですか? それなら「喋れない」理由について描写をしてみるなど良いですね。 失語症だったり、吃音だったり、喉の病気だったり、はたまたコミュニケーション能力の欠如だったり。 完全に喋れないキャラクターなら、行動のみ描写したり、 常に紙とペンなどを持たせて筆談させたり、パソコンなどに代わりに喋らせたり。 (実際そういうキャラはいます) 台詞の書き方にも工夫が必要ですね。 「……」や「、」を使ったり、倒置法を使ったり、主語抜き・述語抜きをしてみたり、 最終的には単語のみで喋らせてみたり。 でも、やりすぎは禁物です(笑) 以上が私の考えです。長々と失礼しました。 鳥ノ木さんからの意見 パッとだと、綾波レイ、長門有希の二人のキャラしか出てこないのですね。そんなものです。 以外に、そこまで出てきてないと思いますが。 それと、「どうなのでしょうか」とは何でしょうか? 私が思うに、綾波レイも、長門有希も、ゼロ魔のタバサも、 印象深いキャラクターには、無表情で喋らないのに理由があると思います。 これら以外は忘れましたね。 きっと、理由もなしにとりあえず萌えを追求したようなキャラクターなどなのでしょう。 (読んだ作品数が少なく、出会っていないだけかも知れません) とりあえずはですが、私は理由もなしに性格が○○なキャラクタを作品に出している物語は、 一巻目を読んでも、次は買いません。 取り合えずこんなもん書いときゃいいんだろ、って作者の思いが読めて、薄っぺらく感じるので。 > ・(ヒロイン)無表情キャラ、というより喋れないキャラは、どういう風に描けばよいでしょうか? 無表情と喋れないのは全くの別物だと思います。 ここにでているキャラクターを知らないので、とりあえず「喋れない」をピックアップ。 言葉を話すことができないヒロインなら、 私の冒頭のみ書いてほっぽってある物語にも二人ほど出てきます。 一人は拷問により、舌を切り取られている少女。 もう一人はただ単に呪いをかけられたのと、ショックで話せなくなってしまった少女、ですね。 ちなみに主人公も女性。百合ではないです。 やはり、心の声でやり取りをさせたり、本当にちょっとした仕草から気付き、 思考を読みあったりさせるしかないと思います。それか、紙に書いてとか。 そして、どのようにするにせよ、対応する主人公キャラはそのキャラクタにー対して、 苛立ったりしないような我慢強い、とか面倒見の良いキャラクターでないといけない気がしますね。 オロチ丸さんからの意見 無表情キャラは確かに溢れているかもしれないですが、 そう考えると『表情があるキャラ』は溢れるどころではないですよ? 何が言いたいかと言うと、 『無表情』は『委員長』『妹』『幼馴染』『クラスメイト』等と同じような 『特徴や立場の一つ』だと言う事です。 同じ『無表情』でも、『無表情な委員長』『無表情な妹』『無表情な幼馴染』『無表情なクラスメイト』 と言うのが、すぐに浮かびますし、まだまだあります。 『冷酷な無表情』と『とても優しい無表情』とでは違います。 『意図して表情を抑えて無表情にしている』のと 『表情の出し方が分からなくて(どんな表情をすれば良いか分からなくて)無表情』なのとでも違います。 『お絵かきが好きな無表情』『作曲が好きな無表情』『読書が好きな無表情』等、 他にも数え切れないほど多様な『無表情』があります。 なので、陳腐化はしていないと思います。 > ・(ヒロイン)無表情キャラ、というより喋れないキャラは、どういう風に描けばよいでしょうか? 僕の知っている小説で『銀星みつあみ航海記 LOG.03 僕が仲間になった理由』という本があります。 人間並みの知能を持った猫がいるのですが、猫ゆえに人間語を喋れません(リスニング・理解は出来る)。 そこでパソコン(みたいな物)を使うのです。 キーボードを押すと画面に文字が出ます。それで会話するのです。 参考になるかは分かりませんが、是非読んでみると勉強になると思います。 (シリーズ物なので、シリーズの最初から読む事をオススメします) 『銀星みつあみ航海記』 るぅぎさんからの意見 前の質問に関しては、他の方と同じ主張です。 後の質問に関しては色々ありますが、 ・「……」沈黙のみの台詞を多用し、視線や表情で感情のみを訴える。 ・ぶっきらぼうに単語のみを語らせる。 単純なところでは、こんな感じでしょうか。 無口キャラとして物凄く突飛だった一例として、 西尾維新さんが書いた『不気味で素朴な囲われた世界』 一切喋らないキャラなのですが、物凄く表情豊かな人という設定で、 地の文で台詞を展開させていきます。 せっかく仲良くなれたのです、友達同士でいようじゃありませんか。 わかってくれているとは思いますが、私はあなたくらいしか友達がいないのですよ。 病院坂先輩はそんな風に目を細め、(後略) ――ってな感じですね。「〜〜と言わんばかりに」という表現を極端にして、 無口でありながら完全に喋っているのと同義。正直かなりのインパクトがありました。 ……要するに、オリジナリティで何とかしろ、ってことになってしまうのですが。 |
第4研究室・目次(創作に関するQ&A)
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