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プロットを作ってみよう
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はじめに
ここまで順を追って当研究所を読んでこられた方、 ストーリーやキャラクターの作り方はわかりましたよね? もし、あなたがいきなりここから読まれているのなら、 後で『ストーリーの作り方のヒント』も読んでくださいね。この章の下地になることなので。 さて、小説を書く前に準備しなければならないことがあります。 それは執筆の最初の難関とも言うべき……プロット作りです! プロットとは、シナリオの構成がわかるように書かれた物語のあらすじ。 いわば、ストーリーの設計図です。 これを作らずにいきなり小説を書き始めると、つじつまが合わなくなったり、 途中で行き詰まったりする危険性があります。そうなったら、もはや後の祭り…… めんどくさがらずにキチンとプロットを作ってから小説を書き始めましょう。 ▲ページの先頭へ |
プロットを作るための基本設定
プロットを作ってみようと言われても、 どうやって作ったら良いのか、あなたは途方に暮れることでしょう。 そうなんです、プロット作りって、やってみようとすると意外と難しいのです。 しかし、物語の基礎作りとなるものですから、これをおざなりにするわけにはいきません。 「プロットも作れない者に、小説などそもそも書けん!」 と、小説専門学校の教師さんは厳しいコトを言うらしいです。 でも、安心してください。プロット作りにも上達法やコツがあります。 だから、身構える必要も悩む必要もありません。 やり方さえわかれば、誰でも簡単にできるようになるはずです。 ではまず、プロットを作る上で、最初に決めなくてはならないことを紹介しましょう。
以上に上げた10点の項目を、自由に上げて、埋めてみてください。 これが、あなたが作ろうとする物語の骨格となります。 発想のコツは、傑作を作ってやるんだ! と意気込んで、考えすぎないようにすること。 良いアイディアとは、残念ながら知恵を絞れば生まれるというものではなのです。 やり方としては、 心に浮かんだことを片っ端からあげてパソコンかノートに書き込み、 後でその中から使えるものを探すという方法がベストです。 アイディア探しの方法は、『アイディア発想法』に詳しく紹介してあるので、 こちらを参照してくださいね。 例として、私が即興で考えたプロットの基本設定を紹介します。 とにかく難しく考えず、思うがままにやってみるというスタンスが大切です。 基本設定の例
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プロット製作法
これで取りあえず、物語の基礎はできました。 次に、ストーリーをどのように展開させるか考えてみましょう。 でも、これが難しい。 どういう風にストーリーを展開させたら、おもしろい小説になるのかわからない! とおっしゃる方、多いのでは? しかし、心配ご無用です。展開を考えるための秘伝というのが2つも存在します! パンパカパーン!(擬音)まず、秘伝その1。 展開を考える際は、あなたが「主人公」になりきって、 想像した世界の中で、現実と同じように行動する。 ということです。 主人公の行動の軌跡こそ、ストーリーに他なりません。 とにかく、自分の設定した架空世界の中で主人公になりきっていろいろ行動してみて、 おもしろいストーリーになるか試してみましょう。 そうやって、いくつもの筋道を作って、一番おもしろそうな展開を本採用として選ぶのです。 この時、ストーリーの作り方のヒントで紹介した上級テクニック 『連鎖的、重層的なシークエンスの組み合わせ』を取り入れるようにすると良いです。 展開の山場となる第一関門を突破した主人公の前に立ちはだかる次なる難所、 第二関門は、第一の挑戦をパスしなければ決して挑戦できないよう設定するのです。 例を挙げてみましょう。 展開プロット 宿屋の息子レオンは、偶然にも姫を狙う刺客から彼女を守ってしまう。 ここで、双方ともに恋愛感情? が芽生える。 一目惚れしたお姫様と一緒にいたいレオンは、彼女の親衛騎士になることを志す。 そのためにまず騎士の認容試験を受ける。 レオンは見事、合格して準騎士の称号を得る。 次に彼は、成績優秀者に出世街道が約束された騎士団の剣術大会で優勝すべく、剣術の腕を磨く。 そのために、たまたま城下町に来ていた伝説の剣豪バルザスの元に、押しかけ弟子となって転がり込む。 厳しい修行に耐えた彼は、騎士団の剣術大会で見事、優勝する。 この成績が認められて、異例の早さで正騎士の叙任を受ける。 次に、王家に恨みを持った謎の魔術師集団の殲滅に貢献し、王様から姫君の護衛に抜擢される。 『お姫様の親衛騎士になる』という目的達成のための関門
という風な具合です。 物語は主人公が目的を達成していく課程を描いてたものです。 主人公の行動は、すべてこの目的達成のための行動とし(多少遊びを入れても良いですけど)、 最後まで己の信念を貫かせてください。 無論、トントン拍子に行ってもツマラナイので、主人公は平民出身だからと、 貴族出身の騎士にいじめられたり、仲間から出世を妬まれたり、血を吐くような剣術の修行シーンや、 冒険シーンを入れるなどの「反」の作用の工夫も必要です。 物語は、主人公の行動の動機が強いほど、 また、それに対する悪の妨害が強いほど、よりおもしろくなるという性質があります。 あなたがおもしろい小説を作りたいと願うなら、 このことを必ず念頭に入れて、プロットを組んでください。 さらにここで、もう1つプロット作りの秘伝をあなたに伝授しましょう。 それは クライマックスから逆算してストーリーを考えるという方法です。 最後にどうなるかを最初に決めて、どうやってそこへたどり着くか、逆から考えるのです。 この秘伝には2つの利点があります。 まず、より整合性のあるストーリーを作れるということ。 原因から結果ではなく、結果から原因を考えるのですから、当然ですね。 強引な展開しか作れなくて困っているという方は、ぜひお試しアレ。 次に、発端部が思い浮かばなくて、 プロット作りがスタート地点でストップすることを防ぐという利点です。 ストーリーの作り方のヒントでも紹介しましたが、 冒頭部は物語の最重要地点です。 ここで、読者のハートをがっちり掴まないと、続きを読んでもらえない可能性が高いのです。 漫才で言えば、最初のつかみというヤツです。つかみを失敗すると、すべてが水泡に帰します(涙)。 コツとしては、 重大事件や悲劇などインパクトのある場面にすること。 でも、そんな印象的な冒頭を考えるというのは大変ですよね? 下手をすると、この冒頭のシーンが決められないために、 パソコンの前でウンウン唸った状態が何日も続くという恐れもあります。 考えるだに恐ろしいことですが、この状況に陥る危険性はかなり高いです。 でもクライマックスを最初に考えるというこの方法なら、どうでしょう? クライマックスから、冒頭へと逆行していけば、その過程でいろいろなアイディアが浮かび、 冒頭シーン作りに大いに貢献してくれます。 こうすれば、冒頭が決められない!と言って、 小説作りがいきなり始めから頓挫するなんて事はなくなるでしょう。 ●まとめ 秘伝1 「主人公」になりきって、想像した世界の中で、現実と同じように行動する。 秘伝2 プロットはクライマックスから逆算して作る。 ▲ページの先頭へ |
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プロット練習法
プロットの作り方はわかりましたね。 わからない!という方は、このサイトをお気に入りに入れて何度も読み返しましょう(笑)。 冗談はさておいて(半ば本気だけど)、次はプロット作りの練習法を紹介します。 プロット作りというのは慣れないうちは、かなり大変なものです。 漠然と作ってみなさいと言われても途方に暮れてしまうでしょう。 そこで、提案したいプロット練習法! あなたの好きな作家の小説のプロットを作ってみてください。 既存の小説を、設計図に戻してみるのです。 具体的には上で紹介した基本設定の10項目
を、まず埋めてください。
それができたら、次に展開部のプロット、あらすじを書いてみましょう。 あらすじは、主人公が目的を達成するために通過する関門を、 抜き出していくという形式で書いてください。 話の流れを掴むだけですから、 あまり細かい点まで書かずに、おおざっぱな文章で良いですからね。 この練習法によってプロ作家がどいうプロットを組んで小説を書いているか掴めれば、 あなたのプロット作成技術は飛躍的に上昇します。 とにかく、プロのマネをするのが上達への近道ですよ。 プロット作りが苦手という方は、この練習法をぜひ試してみてください。 ただし、中にはプロであるにもかかわらず、 破綻した展開の小説を書いている人もいますから、注意が必要です。 特に実力の無い新人作家の場合、 よくこれで新人賞を取れたなぁ、とあきれちゃうような人もいます。ですから、 ある程度のネームバリューと実績を持ったベテラン作家の作品を参考にすると良いでしょう。 ▲ページの先頭へ |
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物語は一人歩きする
プロットは大切です。でも、それにこだわりすぎるのは良くないです。 いきなり矛盾する発言ですみません。 ちゃんと説明しますので、なんのこっちゃと思わないでください(汗)。 小説を実際に書いていくと、初めに決めたプロットの展開通りに話が運ばなくなることがあります。 これは誰にでも起こる現象です。 むしろ、最初から最後まで、 きっちりプロットの通りに小説を書き上げるというケースの方がマレでしょう。 もし、プロットで決めた通りにならないような状況に遭遇したら、 プロットにこだわってはいけません。 むしろ、プロットの筋道から外れることを歓迎して、楽しんでください。 なぜなら、これが世に言う 「物語が一人歩きしだした」「キャラクターが作者の手を離れて勝手に動き出した」という状態だからです! 最初に立てた予定通りに書き進めたからといって、それがおもしろい作品になるとは限りません。 それよりも、主人公以外の脇役が主人公以上に目立ってしまったり、 話がわき道に逸れてしまった方が、おもしろくなるという場合の方が多いのです。 特に漫画の世界を見渡してみれば、そんな逸話がゴロゴロしていますね。 例を上げてみれば『キン肉マン』『幽遊白書』『ドラゴンボール』『遊戯王』などがそうです。 みんな当初の予定とは外れた展開になることによって、成功しています(笑)。 だから、プロットにこだわりすぎて「くそう! 脇道なんかにそれてたまるか!!」と、 無理にでもプロットの通りに書こうとする必要はありません。 ただし、それなら最初からプロットなんて作らなくても良いじゃないか? とは思わないでください。 そんなことをすると「物語が一人歩きしだす」どころか、物語が破綻します。 あくまで当初の予定から外れることが「物語が一人歩きしだした」状態なのです。 設計図通り完璧にやる必要は無いけど、設計図を作ることは大切。 こういうスタンスでプロットに接してください。 |
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